北海道 ツーリングレポート 1997 夏
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(第 8 話) 霧と雨の摩周
和琴半島の手前でさっき津別峠をピストンしていた Dio BAJA (50cc)を抜く。
を?よく見ると調布市ナンバーだ。
昔、調布に8年住んでいたので、なんだか懐かしい。
「池の湯林道」の入り口を探しつつ屈斜路湖の湖畔を走るが、
結局わからなくて川湯まで来てしまう。
時間も 1時を過ぎたし、今日のところは飯にしよう。
硫黄山を横目で眺め、R391 まで出て左折。
とほに載っていた「ちゅっぷ」はすぐに見つかった。
お店は、アメリカン・カントリー風?な丸太小屋。
内装は変にごてごてしてなくて、焼き板のテーブルもいい感じ。
ただ、カレーのネーミングがちょっとおぢさんにははづかしい :-)
結局「かくれんぼカレー」とゆう目玉焼きの下にルーが隠れているのを頼む。
割とこってり系で、サラサラ系が好みなおいらだけどなかなかいけた。
食後のコーヒーも美味かった。
R391 をそのまま北上し、札弦の手前で右折。裏摩周方面へ向かう。
久々に「神の子池」へ寄ってみる。
トイレができたと聞いていたので環境の悪化を心配していたが、
池から離れた駐車スペースの端っこの方だったので安心した。
冷たい水で顔を洗って一休み。気持ちイイ !
この神の子池の他にも、摩周湖の伏流水が湧き出る場所が何個所もあるという話だが、
おいらは場所を知らない。
機会があったら探してみたいと思う (熊が恐いけど)。
裏摩周展望台へ。
ここも久しぶり。おいらにしてはめずらしく薄っすらと霧がかかっていた。
ツーリング後に NHK の摩周湖の特集番組で観たのだけれど、
ものすごいスピードで釧路方面から流れ込んでくる霧の塊には驚いた。
ここで、Dio-BAJA 君が追いついて来たので話をすると、
案の定と言うか、調布にある某大学卒の後輩だった。
原チャリでテントも積まずに走るのは心細いだろな。
この時は風もなく、穏やかで、肌寒いぐらいの陽気。
体が冷えたら … そう! 温泉だぁ。
清里峠をさくっと超えて、養老牛方面へ。
今回は初めて 北25号線まで出ないで途中から入ってみたが、
標津岳の裾野のが雄大に広がってすごく奇麗。
生憎、雨がパラついてくる。 急がねば。
舗装路区間は思ったより長く、ダートに入ったなと思ったら、
すぐに目指す露天風呂「からまつの湯」に着いた。
思ったよりバイクが多く、ちょっと混んでいたけれど、
湯加減最高で言うことなし (^-^)
アブもそこそこいたけど、まぁ許せる範囲。気持ちいいっすぅ〜
調子に乗って、小雨の降るなか竿を出す。
トムラウシと違って、リリースサイズだけど ばしばし掛かる。
やはりウデのせいではなくて、あの川には魚がいなかったのだろう :-)
雨は本降りに近くなる。
橋の下で粘って なんとか食べられるサイズを一匹釣り上げ、
今晩のおかずの主賓とする。
オショロコマではなくて岩魚だった。
雨は止む気配がないので、仕方なくフル装備して走り出す。
あああ、これまでカッパ着なかった日は 1日しかないよ。
泊り場所は 900草原キャンプ場と決め、
見慣れた風景の中を弟子屈方面へ。
Aコープで買い出しして 900 に登る。
避難小屋は、なんかどんよりと暗〜くて恐い : -) お兄さん方が占拠していたので、
わざわざ仲間入りする気にはなれず、軒下にテントを張って早速夕食。
しかし、3日ぶりのキャンプのせいか、自分の食欲をいまだに見切れないせいか
食料を買いすぎてしまい、岩魚君は塩焼きで きっちり味わったものの、
お買い得・味付けカルビ 400g の半分は食べきれなかった。
地元 FM をしばらく聴いて、ワインもちょっと飲んで幸せになったので
早めに寝ることにした。
この天気じゃ星が見えなくて残念だけど、こういう時もあるさ。
今日はなかなかよく走った。Bronco も 2000km 無事超えたし満足ぢゃ。
本日の走行距離 381km
つづく
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