東北ツーリングレポート 2008 夏

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第 4 話 : マタギの山をゆく


■ 2008/08/06 (水) 晴れ

キャンプ場の朝

少々ゆっくり寝て 6時に目覚める。今日もいい天気♪
さすがに世界遺産・白神山地(の緩衝地帯だが)。静かだし爽やかだし、ホントに良いキャンプサイトだ。
朝はアブも少ないしー

パンとコーヒーで軽めの朝食。「暗門の滝」へトレッキングに行くのだ!
…と、おもったら、ビジターセンターに「登山道通行止め」の張り紙が。
なんと、数日前の大雨で崖崩れが発生し、滝まで行くことができくなってしまったようだ。

瑞々しいブナの森

こんな時、ゴ○ーさんなら問題なく登ってしまうのだろうが (笑)、こちとらヘタレ組。
素直にあきらめて、登山道入り口にある「ブナ林散策道」へ行ってみることにした。

まだ時間が早いので、歩いている人は少なく快適だ。
適度に整備された道。相方のペースに合わせて、写真を撮りながらのんびり探索。
通行止めの標識で折り返して、だいたい1時間ぐらいだっただろうか。
緩衝地帯とは言え、白神山地の実力の片鱗には触れられたのではないだろうか。
登山口で募金をしたら、ブナの葉っぱがラミネートされたしおりをもらった。

津軽峠の手前

まだ時間には余裕がありそうなので、津軽峠までバイクで行ってみることにする。
テントサイトへ戻って撤収。荷物を置いていくことも考えたのだが、ダートらしいが 10km 程度なので全積みで。

と、意外と砂利が深いです。砂煙を上げてクルマもけっこう走ってる。
相方はタイヤが半ロードな SIRAC なので、あまり無理せずゆっくりと。荷物置いてくれば良かったカモ。
コーナーのキツい部分のみ舗装されており、それが走り易くもあり、アブなくもあり。

それでもヨタヨタ走って、津軽峠に到着。峠手前から見た白神山地は美しかった。

岩木山のピクチャーウインドウ マザーツリー

峠には綺麗に舗装された駐車場とトイレがあって、ちょっとびっくり。
まぁ、フツーに観光地になってるので、こんなもんなのかもしれない。
「レクサスだって走れる道ッスよ〜」と某氏のマネが密かに流行っていた。

峠から少し歩いて、マザーツリーというブナの大木を見に行く。
なるほど、大きくて立派な木だ。
根っこが踏まれないようにデッキが造られていた。
マザーツリーの少し奥にある展望地からは、岩木山がピクチャーウインドウのように見えた。

ダートを危なっかしく引き返す。フル装備だと下りは怖いっす。
キャンプ場横を抜け、県道 317 で秋田に抜ける。
2008年版のツーリングマップル東北版では、青森側/秋田側双方にダートと書いてあるが、
秋田側はダート無し。青森側もかなり工事が進んでおり、ダートがなくなるのは時間の問題かと。

とゆーわけで、釣瓶落峠はあっさりと越えてしまった。
13時を過ぎてしまったし、だんだんと腹も減ってきたので、下界を目指す。

比内地鶏親子丼を激写する

R7 へ出て左折、トンネルを抜けてすぐの「道の駅ふたつい」に入る。
駐車場で何か物産展のようなものをやっており、「焼き・きりたんぽ」も売っていたが、
とりあえずちゃんとした飯を食おうと、昼時を過ぎてやや閑散としているレストランへ。

比内地鶏親子丼と、馬肉定食を試してみる。味はまぁまぁってトコロ。
高校野球の TV が少々五月蠅かったが、バイトのおねいさんが可愛かったので許す (笑)
食べ終わって外に出ると、残念ながらきりたんぽは店じまいした後だった。
やっぱり食べたいモノを見つけたら、すかさずその場で食べるベシ(教訓)

国道は少々混んでいたので、県道 3号へ入る。
伊豆では見たことのない可動式の雪避けの壁(なんて言うの?)が歩道横に立っている道。
米内沢付近で少々迷ったが、無事に R105 へ。

この R105という道、100番台の国道なのに異様に空いている (笑)。
山の中の田舎道とゆーカンジで淡々と南下する。とにかくなんもナイ。コンビニもナイ
途中、「道の駅あに」で休憩。アイスなぞをかじる。
直売所では、熊肉等に混じって、なぜか「わちふぃーるど」のポーチが売っていた。
この近くに工場でもあるのだろうか?

さらに淡々と走って、まつば駅近くの GS で給油。
昭和なカンジのする鄙びた良いスタンドだった。
少し戻って県道 38号で小さな峠を越えて田沢湖へ。

乳頭温泉・鶴の湯

「たつこ像」とかに興味はナイので、さっくりと田沢湖畔を時計回りに抜けて、R341 方向へ。
久しぶりに見かけたコンビニでタバコや電池、虫除けスプレーなぞをゲット。
本日の宿・乳頭温泉を目指して山を登っていく。

途中、眼下に田沢湖が見えたりするのだが、例によって既に 18時をまわってしまっているので、止まらずに宿を目指す。
鶴の湯」の看板に従って左折し、ダート混じりの道を走って、ついに到着〜
残念ながら「本陣」は予約が取れなかったので、2号館の部屋へ。

それにしても雰囲気のイイ所だ。温泉も個性的
昼間はゲロ混みらしいが、この時間だと泊まり客だけなので、ゆっくりできる。

この「かめ」はお持ち帰り

晩飯の時間になったので、本陣へ。
囲炉裏のある部屋にお膳が並んでいた。
美味い山の幸を堪能。相方は「かめ」で日本酒も楽しんでいた。

食事後に再度温泉に突撃。相方と二人で混浴露天風呂も楽しめた。
風呂から出たら急激に眠くなってしまったので、窓を開けたまま爆睡してしまったのだが、
さすがに山の中。真夏なのに夜中に寒くて目が覚めた。


本日の走行距離 : 176km


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