北海道 ツーリングレポート 2002 夏

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第 2 話 : 疾走


8/25 (日) 晴れのち曇り

寝過ごして日の出を見逃す。まだ体が旅モードに切り替わっていない。
Aデッキのロビーでコンビニおにぎりの朝飯をとる。
レストランのモーニングメニューは 1,000円もするので、持ち込みをする方が吉かと。

風呂の営業開始時間になったので突入。小さめだが、サウナもあってなかなか快適。
1時間ぐらいまったりしてから甲板に出て日陰を探して読書タイム。1冊読み終わったらお昼だ。
レストランのカレー (800円) を試してみるが、残念ながらイマイチなお味。
海は凪いでいるのだが風が強くなってきた。煙突奥の風影に入って文庫本の2冊目に突入。
日に焼けるが風影にいないと吹き飛ばされそう。ヂーゼルの排気が臭いのはガマン。

夏はまだ終わらない

林゛さんが千歳空港に着く時間になったので、船上からケータイで電話。
ここは岩手沖ぐらいだろうか?こちらは晴れているが北海道は雲が出ているそうな。

綺麗な夕焼けが出るころには北海道にかなり近づく。
気温がぐっと下がってきてTシャツではいられない。
苫小牧の港に入るころには上空に厚い雲。うう、雨降るなよ。

フェリーは定刻 20:00 に着岸。バイクの下車は一番最後だ。結構待たされる。
ジャケット兼としたカッパを着込んで本日の宿札幌のしゃり君宅に向け走り始める。
苫小牧東ICから道央自動車道へ。雲はあるが雨は降っていない。

札幌市内で若干迷ったが、22時前に無事に到着。
林゛さんとススキノの居酒屋で遅い夕食を食べに行った後、市電の終電で帰宅。
天気予報では明日の天気は良いようだ。

本日の走行距離:56km


8/26 (月) 晴れ

しゃり君が昼に帰宅するのを待って、3人で近所の豚丼屋さんへ。
本場の帯広にも劣らないなかなかの味。ランチタイムサービスで安いのも◎
しゃり君は急遽出張が入ってしまったとのことで遠征には付き合えず。車だけ借りることに。
営業所留めにしてあったKライトを受け取り、しゃり号(カリブ)+ブロン子ちゃんの2台で出発。

札幌から歴舟川へ行くには、山の中を走って日高経由、もしくは太平洋沿いの2通りあるが、
途中の鵡川や沙流川の偵察もしたいため、太平洋ルートに決定。昨日も走った道央自動車道を南下。
気温は高く、ジャケットを着ていると汗が出る。久々の夏日になったようだ。
日高自動車道へ入り、そのまま R235 へ。鵡川は濁っていてイマイチな感じだった。
沙流川は水量が少ない。悪名高き二風谷ダムのせいで川は死んでしまったのか…

思いのほか交通量が多くて巡航速度が 60km/h を上回らない。
天気はいいのだが走っていて楽しくはない道。スリ抜けのできない4輪と一緒に走るのもストレスが溜まる。
目的地は決まっているので各自のペースで走るようにすればよかったカモ。

それでも給油や休憩を交えながらひたすら走る。写真も全然撮らずに走る走る走る
見るものは時折現れる馬の牧場ぐらいしかない。浦河駅近くの建物がみんな同じような雰囲気でちょっと異様。

天馬街道(R236)へ左折して、ようやく前後に車がいなくなる。しかし陽はすでに傾きつつある。
R336 との交差点までフリーランにして、ブロン子ちゃんに鞭を入れる。
いままでの鬱憤をはらすべく北海道標準速度+αで激走。暗くならないうちに山間部を抜けたい。
途中、道の真ん中に居た狐を轢きそうになってちょっとビビる。野塚トンネルは確かに寒かった。

たいじゅ園にて満腹シアワセ

豊似に着いた時にはついに陽が暮れてしまった。
とりあえず大樹町まで走って、しゃり君オススメの焼き肉屋「たいじゅ園」にて夕食。
確かに美味い!特にリブロースが絶品!!おいら的に最高ランクの焼き肉屋と言えよう。
併設の肉屋も夜遅くまで営業している。大樹町あなどりがたし。

コンビニで朝飯を買い出ししてからカムイコタンキャンプ場へ。
霧が出てきてハイビームでは見づらいぐらい。
満腹と疲れで異常に眠い。テントを建ててすぐに2人とも撃沈してしまった。

本日の走行距離:256km


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