北海道 ツーリングレポート 1998 夏

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第 1 話 : 北の幸


8/15 (土) 晴れのち曇り

「こりゃ寒いや」
灼熱の羽田を飛び立って、釧路空港の外に出たとたんに感じる気温の差。 Tシャツ一枚じゃぁちと辛い。 重いザックとパドルを抱えて釧路駅行きのバスに乗り込む。

バイクでない交通機関での移動はすこしばかり新鮮だ。 薄曇りの空の下、すれ違う釧路ナンバーの車や、 荷物満載のツーリング中のバイクを眺めていると だんだんと北海道上陸の実感が出てくる。

釧路駅までは約 45分。
すでに数日前にバイクで上陸しているツッチーと鈴の携帯に電話してみるが、 両方とも留守電モード。
とりあえず今日中に合流できればいいので、小腹が空いたのを満たすため和商市場へ。 あまりこの時間帯(PM3時過ぎ)に来たことはなかったのだが、結構賑わっていた。

軽くイクラ丼を食べて (うまかったぁ) 和商の入り口でぼけっとしてると ツッチーから電話が入る。
どうやら釧路湿原駅付近を偵察しているとのことで、 あと 1時間ぐらいで釧路駅に来れるという。
すでに鈴とは合流済みで、なにやらもう一人いる模様。誰じゃ?

しばし待って、長崎屋前にて無事に合流。
おりょ、ジムニーに乗った見慣れないおねーさんが一緒に居る。 通称「鈴の旭川のオンナ」みーちゃんだった。
とりあえずツーリングトレイン (600円/人)を押さえて荷物を置き、 風呂にでも入ろうと4人で北口方面を歩いて探し回ったところ、 ツッチーが知っていた銭湯は不景気のためか潰れてしまっていた。 まぁ一日ぐらいいっか。

甚兵衛の御主人と

鈴が然別峡キャンプ場で知り合ったという東釧路の居酒屋さん 「甚兵衛」に行ってみる。
川下りをしている期間、鈴とツッチーのバイクを停めさせてもらえるという ありがたい話になっているのだった。老若男女問わず誰とでも友達になってしまう 鈴の性格さまさま(チャッカリ君とゆう話も)。

ここで北海道ならではの味覚のオンパレードを満喫してしまった。
大きなツブ刺しから始まって、イカ、ホタテ、ホッケにアスパラ etc. なぜかカラスミの差し入れももらったりして。

然別峡キャンプ場の常連であるみーちゃんの知り合いの「釧路の先生」を始めとする 地元の人たちとも浜中にこんど新しくできる温泉の名前が、 置戸の温泉と同じ発音の「ゆうゆ」ってのはマズいだろうみたいな 話題で盛り上がったりもした。

最後に手羽先餃子でしめて満腹、満足。 マスターにはお土産までいただいてしまった。ホントごちそうさまでした。

居酒屋 甚兵衛 : 釧路町 新開5丁目2番地 ( Phone 37-7966 )

ツーリングトレイン

タクシーで釧路駅まで戻って、あとはツーリングトレインで爆睡。
ツッチーはこの時点でかなりイっちゃってたので二日酔いは確実だろう :-)

明日は天気が悪いみたいだけど、基本的に移動日だからなんとかなっかなと。


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