北海道 ツーリングレポート 2002 夏

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第 8 話 : 天人峡再訪


9/1 (日) 曇り

朝起きると、心配していた天気はまずまず。
宿に泊まるのは良いのだが、朝が遅いのが難点だ。
遅いと言っても7時とかなので、フツーの人にはフツーの時間なのだが、キャンプ生活者には遅すぎる。
夏場ならば遅くとも5時から行動すべきだ。

とりあえず美瑛の街中まで走り、給油&コンビニで朝食。
美瑛の丘に行ってみるが、観光化がより進んでいるようで、なんだかなぁ〜という感じ。
天気がイマイチなせいもあるが、気分が盛り上がらない。
北西の丘展望台で休憩していると沼津ナンバーを驚かれる。

羽衣の滝

早々に美瑛を切り上げて天人峡方面に向かう。
が、なんだこりゃ!巨大な忠別ダムが建設中だった。
なんでこんな無粋なものを作るかなぁ…本当に必要なのか?
楽しいハズのツーリング気分がどんどん萎えていく。

気を取り直して天人峡へ。
学生時代にチャリンコで来て以来だが、温泉街は少し寂びれたかしら?
日曜なのに人影はまばらだ。下の駐車場にブロンコを停めて歩いてみる。

9月になったばかりだが、遊歩道ではすでに落葉が始まっている。
羽衣の滝まではすぐだ。記憶どおりの優雅な滝の姿に一安心。
下からも良いが、滝見台からの眺めもオススメだ。

以前見なかった敷島の滝まで歩いてみることにする。
道は所々ぬかるんでいるが、トレッキングブーツなので問題ない。
吊り橋を渡り、忠別川の流れを下に見ながら狭い歩道を歩く。
標識には数100mと出ていたが、滝はなかなか現れない。
帰ってくる人に聞くとまだまだ先のようだ。

敷島の滝

一旦河原に降り、滑りやすい岩場を登り、歩き続けること約10分
背中に汗がにじんできた頃ようやく滝が見えてきた。
おお、意外と大きい。本流がそのまま滝になっているのね。

滝の直下の河原まで降りられるので、下からじっくり眺める。
マイナスイオンとゆーか飛沫を浴びながらの滝見はなかなかオツだ。
道は悪いのでしっかりとした靴は必須だが、
晴れた日にお弁当持って来るのもいいのではないだろうか?
とは言え、下流の醜いダムのことを思い出すと呑気な気分にもなれないかもしれないが。

昼を過ぎたが気温が上がってこない。
旭川方面へ向かう。このパターンは前にもあったな。またラーメンでも喰うか…

旭川ラーメン村

迷わずにラーメン村まで辿り着く。
すでに 2時近いが日曜なためか結構な人出だ。
山頭火はたくさん並んでいたのでやめて、「伝説の塩らーめん・さいじょう」を試す。
もちろんオーダーは塩。餃子も付けてみた。
味はなかなか美味かった。麺の太さも好みで、おっちゃんの愛想も良い(笑)

地図を見ながら今日の行き先を考えたが、これ!という場所が思いつかない。
ふと海が見たいと思った。積丹の蒼い海がアタマの中に閃く。
北上しつつあったが、反転することに決めた。
札幌のしゃり君に「これから行くぞ」とメールを入れる。

急ぐ旅でもないのだが、なんとなく高速に乗ってみることにする。
旭川鷹栖ICから乗ったものの、ブロン子ちゃんのパワーでは登りで 100km/h 出ない。
横風はキツいし、寒いし、流れに乗れないのは非常に恐いしでちょっと後悔。

それでも夕方前には札幌着。
しゃり君の家に着くと、なんと林゛さんと鉢合わせ。
独りで千歳川を下ってきたそうで、なかなか良かったようだ。
夕方の飛行機で帰らなければならない林゛さんを札幌駅まで送る。

しゃり君の仕事が終わるのを待ち、二人で開店寿司のトリトンへ。
北見のトリトンは 15年前から知っていたが、結局入ったことはなかった。
なので今回が初挑戦。嬉しい♪
混雑していてかなり待たされたが、その甲斐はあったと思う。
15皿ほど平らげて大満足なおいらであった。

本日の走行距離:225km


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