北海道 ツーリングレポート 2002 夏

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第 4 話 : インターバル


8/28 (水) 晴れ、時々雨

さすがに歴舟で疲れたので、7時過ぎまでのんびり寝坊。
と、気付くと外がやけに明るい。はて、今日は雨のハズなのでわ??
がーん!晴れとるやんけ〜〜!

見事に天気予報に裏切られた。こんなんだったら河原でキャンプして海まで行けば良かった。
…といまさら言ってもしょうがないのだが。薄曇りの空がちょっと恨めしい。

昨夜、GSに寄ってシグボトルに 1L だけ買ってきたガソリンをブロンコに給油。
これで大樹町の町までは十分走れる。テントを撤収し2台で町に出て朝食の買い出し。
せっかくなので「ふるさと大橋」のたもとまで移動して川を見ながら食事。
うんうん。昨日はあの岩盤で底を打って沈したんだねぇ。

しゃり君からケータイにメールが入り、急遽帯広に出張とのことで、今夜落ち合うことにする。
まずは風呂だなということで、ナウマン温泉まで行くが、開館は 11時からとの表示。
時計を見るとまだ 10時前。ちょうど到着したチャリダーのにいちゃんも愕然としていた。
彼には可哀相だが、エンジン付きな我々は 10時から入れる 晩成温泉 へ。
カリブのグローブボックスにはしゃり君が温泉ガイドを入れてくれてあったのだ。

ナウマン象発掘の地

山の中の中当農免農道を通って晩成へ。
途中、「ナウマン象発掘の碑」があるので、とりあえず記念撮影。
4輪と一緒だと停まりにくいので写真が極端に少なくなってしまう。
小回りが効いて、路肩でも迷惑を掛けずに停まれるバイクはいいなと改めて認識。

ちなみに、ここは碑があるだけで、あとはなーんもないので
見る価値があるかどうかは非常にギモンであるのだが、
乗用車5台程の駐車スペースはある。

晩成温泉は思いの他広く海の眺めもよくて、狭っくるしいナウマン温泉に比べれば大正解だった。
海岸は砂浜で巨大なサーフが立って、綺麗なチューブを巻いている。
最初はよくわからなかったが、砂浜に停めてある車と見比べると波高は恐らく4m以上。
こりゃ、歴舟川の河口まで行かなくて大正解だったかなと。カヤックじゃ対抗できん。

ここで昼食を食べても良かったのだが、中札内美術村 を思い出した。
「ポロシリ」という六花亭直営のレストランがあって、外から見た限りではなかなか良さげだったのだが、
その時は時間が悪くて食べられなかった経験があり、おいら的な宿題の1つになっていたのだ。

忠類まで戻り、R236 を帯広方向へ。
やっぱり入り口を見落として(とってもわかりづらいと思う)、行きすぎてからUターン。
中札内美術村全体がとーてもお洒落な雰囲気なので、おやぢ2名では若干辛いモノがあるが、気にせずポロシリへ。
気分良くテラスで食べることもできたし、お味もお値段もリーズナブルだったので評価的には◎。

お次は洗濯だ。
帯広市内でコインランドリーを見つけ洗濯物を放り込む。今時は洗剤まで自動なのね。
待ってる間にコンビニで立ち読みしていると、ありゃ雨降ってきちゃったよ。しかも結構本降り。

乾燥も終わり、しばらく待つがどーも止みそうにない。
観念してカッパを着込み、本日のねぐら「オサルシナイ林間キャンプ場」へ向かう。
「無料バンガロー」ということと名前の語呂に惹かれたのだ。われわれは「おさるず」というカヤックチームでもある

無料バンガロー内部

北側の林道からアプローチ。
雨もほとんど止んだので、砂埃がたたない分快適にダートを走る。
荷物はカリブに入れてあるので、ブロン子ちゃんは身軽。ああ楽しい。

キャンプ場は営林署の管轄で、芝生の広場やキャンプファイヤー場等もあって
林間学校向けな雰囲気。
テントでも良かったのだが、バンガローが取れたのでありがたく使わせてもらう。

夕方、しゃり君が電車で到着する時間に合わせて帯広駅へ行く。
荷物満載のカリブに無理矢理3人乗って、ちょっと迷ったけど 十勝ビアファクトリー へ。
予想外に大きな建物。なんか今日はこじゃれたトコロばっかしだが、キャンプ場泊まりなのでまぁいっか。
おいらは運転手役だったしビールは苦手なので、ビール自体の味はコメントできないが、
2人はまぁまぁ満足していたようだ。料理もまずまずだったかな。

しゃり君を宿まで送り、今日もねむねむ状態でキャンプ場に戻る。
カーラジオで、某有名 DJ が「今年の夏もダイエンダンって感じですね〜」のコメントに2人でずっこける。
雨はすっかり上がって星が輝いていた。

本日の走行距離:120km


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